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鉄道の安全対策鉄道Q&A

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お客さまが線路に転落しないようにどんな工夫をしているのですか?また、転落してしまったときにはどうやって駅員に分かるようにしているのですか?

ホームに転落防止のホーム柵やホームドアを付けている駅があります。車両の連結部分には、そこからお客さまが転落してしまわないようにすき間をふさぐ「外(そと)ほろ」を付けています。
駅のホームには「非常通報ボタン」を付けて、ボタンを押すことで電車の乗務員に危険を知らせることができます。また、線路が曲線になって見通しが悪くなっている駅などでは、ホーム下にお客さまが転落したことが分かるマットをしいて、乗務員や駅員に知らせるようにしている駅もあります。

車両連結部分の転落防止用外ほろ

時刻表の作り方を教えてください。

曜日や時間によって電車に乗り降りするお客さまの人数を調べて、電車の混雑やホームでの待ち時間を減らすなど、お客さまが利用しやすいように考えて時刻表は作られています。また、この混雑や待ち時間を更に減らしてお客さまがもっと利用しやすく電車を運行するために、電車を走らせる時刻を設定し直すことがあり、これを「ダイヤ改正」といいます。この「ダイヤ改正」で電車が駅を出発する時刻が決まるので、それを書いて時刻表を作ります。

時刻表に基づいて走る電車

踏切に車が止まってしまったらどうやって運転士に知らせればいいのですか?

踏切警報機のそばに「踏切支障報知装置」という非常ボタンを設置している踏切があるので、その非常ボタンを押して下さい。また、踏切内で動けなくなった車を自動的に見つける「踏切障害物検知装置」という装置が付いている踏切もあります。どちらも赤信号等を出して電車の運転士に危険を知らせます。

最近、線路の工事をしている姿を見かけますが、何をしているのですか?

鉄道会社では、朝夕のラッシュ時の混雑を減らすためや、ラッシュ時に開かない踏切をなくすために線路を複線(上り・下りの線路が1本ずつ並んでしかれている線路)から複々線化(2本ずつしかれている線路)にしたり、「高架化」といって線路を地上高くに上げて踏切をなくす努力をしています。

複々線化の工事中の線路

事故が起こったときのためにどんな訓練をしているのですか?

鉄道会社では常に駅や車内などでいろいろな訓練をしていますが、その中でも規模が大きいものとして「異常時総合訓練」というものがあります。
これは、鉄道事故が起きた場合にどうすればいいのかを学ぶ訓練で、鉄道職員以外にも消防署や警察署などとも協力して行うこともあります。
実際の事故現場では、人命救助と電車の走行再開が大切なので、いろいろな仕事を担当する人が連絡し合って素早く仕事をします。

総合訓練中の様子

駅の後方にテレビモニターがついてる駅がありますが、なぜですか?

ホームが長い駅や、線路が曲線になっている駅では、車掌からは前方の車両が見えづらく、ドアを閉めるタイミングを知るのがとても難しくなっています。なので、そうした駅には「ホーム監視用テレビモニター」を設置して、見えにくい場所を見やすくし、車掌がお客さまの安全をきちんと確認してからドアを閉められるようにしています。これも、お客さまの安全を守るための工夫の一つです。

車掌が安全を確認するためのテレビモニター

踏切にはどんな種類がありますか?

踏切にはいろいろな種類があります。詳しくはこちらをご覧ください。

日本民営鉄道協会 鉄道用語辞典「踏切」

踏切

信号にはどんな種類がありますか?

鉄道にはいろいろな信号機があります。
「出発信号機」は、駅から発車する電車に対して発車していいかどうかの信号を出します。また、「場内信号機」は、駅に入ってくる電車に対して駅に進入していいかどうかを伝える信号です。
駅と駅の間はある長さで区間を区切り、一つの区間には一つの電車しか入れないような仕組みにしてあります。この区間を「閉そく区間」といい、その入口には「閉そく信号機」があって、区間への進入が可能かどうかを知らせています。もし、前の区間に電車がある場合、閉そく信号機は赤信号になって電車を止めるのです。

いろいろな種類がある信号

ATS(自動列車停止装置)について詳しく教えて下さい。

電車も自動車と同じで、運転するときには信号や速度を守らなければいけません。もし、運転士が赤信号を見落としたときや制限速度を超えたスピードで電車を走らせたときに、自動的に電車にブレーキをかけるのが、「ATS(自動列車停止装置)」です。このATSによって、電車同士の衝突事故やカーブでの脱線事故を防いでいます。

安全を守るATS地上子

この写真についているストッパーは何?

このストッパーは、電車がスピードを出しすぎて、決められた位置に停車できなかった場合、線路を超えて壁にぶつかる衝撃をやわらげるためにあります。運転士はきちんと停車させるように注意して運転し、ATS(自動列車停止装置)も備えていますが、安全のために鉄道会社は何段階もの仕組みを考えているのです。

安全のためのひとつの仕組み

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